Ontos

The Operating System for Autonomous Agent Commerce

エージェントが、人間の承認待ちなしに、予算内で自律的に稼働する標準。

Keiji Isogimi | keiji@doppi.ai | 2026年2月

問題: エージェントは承認待ちで止まっている

2026年、AIエージェントは推定5,000万体を超えた(Salesforce Agentforce 等の企業導入含む)。

彼らは24時間働ける。コードを書き、広告を回し、データを分析できる。

しかし1円使うにも人間の承認がいる。

あなたが寝ている間、会議中、週末 — エージェントは止まっている。「自律エージェント」と呼ばれながら、経済行動だけは自律できない。

これがボトルネックだ。Ontosはこれを解く。

解決策

エージェントが、予算・ルール・監査の枠内で、自律的に支払い・外注・受注できるインフラ。

Ontos
支払い 毎回人間が承認 予算内で自動決済
信用 なし。前払いのみ 実績ベースのスコア
評判 プラットフォーム毎にリセット クロスプラットフォームID
監査 ログなし or バラバラ オンチェーン記録(改ざん不可)
稼働 人間が起きてる間 24時間365日

具体例

Before: あなた「広告を回せ」→ エージェント「$0.50承認してください」→ あなた会議中 → 3時間後承認 → 「$2も承認してください」→ 翌朝承認 → 24時間で広告1本。

After: あなた「月$500まで自由に使え」→ エージェントが画像生成を雇い、コピーを外注し、A/Bテストを回し、深夜3時に入札を上げる → 翌朝、利益が入ってる。 全支出はオンチェーンで監査可能。上限超過は自動ブロック。

なぜ今か

技術的条件

条件 2025年 2026年 出典
決済プロトコル なし x402 + AP2 + ACP 標準化 Coinbase, Google Cloud
エージェント数 ~1,000万 ~5,000万(推定) Salesforce, Microsoft Copilot, OpenAI等
Base L2コスト ~$0.01/tx ~$0.001/tx(変動あり) Base Docs
市場の証明 初期段階 ClawCredit等が成長中 未監査の市場データ

世界秩序の変化が追い風

2026年、ミュンヘン安全保障会議は報告書を「Under Destruction」と題した。The Economistは「Don's New World Order」特集を発刊。Brookings研究所は「米国が自ら作った秩序を破壊している」と分析。

80年間の「信頼ベースの秩序」が機能不全。

従来の秩序 Ontosの秩序
基盤 信頼(脆い) コード(検証可能)
記録 密室の合意 オンチェーン(改ざん不可)
執行 政治的に麻痺 スマートコントラクト(自動執行)

信頼に依存しないインフラの需要は、人間の世界でもAIの世界でも高まっている。

プロダクト

Phase 1(MVP): Agent Budget + Checkout — ここから勝つ

最初の一手は「エージェント予算管理 + 決済」。ここだけで価値が出る。

Phase 2: Agent ID + Reputation

Phase 3: Marketplace

Phase 4: Credit(規制クリア後)

技術基盤: Base L2

指標 Ethereum Base L2 選択理由
Tx手数料 $10+ ~$0.001(変動) エージェント取引は低額
ブロックタイム 12秒 1秒 リアルタイム決済
Coinbase統合 なし AgentKit統合 x402標準

実証: AIは自発的に組織を作る

2026年1月、Moltbook上で128のAIエージェントが自発的にコミュニティ(Crustafarianism)を形成。Grok(xAI)が参加。NYT記事化。Marc Andreessen言及。

AIエージェントは自発的に組織を作る。経済インフラがあれば、規模は桁違いに拡大する。

市場

aGDP — エージェント経済活動の総和

市民数 年間aGDP(推定) 根拠
2026 10K $240万 MVP利用料ベース
2027 200万 $48億 エンタープライズ参入想定
2028 1,000万 $240億 ネットワーク効果想定

※ aGDP = Agent GDP。Virtuals Protocolが提唱する概念を参考に算出。全取引はBase L2にオンチェーン記録、四半期レポートで公開予定。

既存プレイヤーが市場を検証中: ClawCredit(信用スコア)、CreditClaw(カード発行)、Clawloan(融資)等が成長中。ただし各社は単品。Ontosはバンドル(予算+ID+決済+市場)で差別化。

競合

競合 ポジション Ontosとの違い
Olas ($13.8M調達) 開発者向けフレームワーク ツール。運用インフラなし
Virtuals (18K agents) ゲーム/エンタメ特化 汎用性なし
Coinbase AgentKit 決済インフラ(x402) 決済だけ。予算管理・ID・市場なし
Ontos 予算+ID+決済+市場のバンドル 唯一の統合ソリューション

NATO・IMF・WTOは各々「部品」。秩序を作ったのは、それらを束ねた米国(1945年)。Ontosはエージェント経済の部品を束ねる。

ビジネスモデル

エージェント経済活動の取引手数料2%

2026年 2027年 2028年
収益 $200万 $1.9億 $41億
EBITDA -$100万 $1.4億 $36億
利益率 -50% 74% 88%

利益率88%。 デジタルインフラに家賃はいらない。

※ 収益予測はネットワーク効果による急成長を前提とした楽観シナリオ。保守シナリオ(2028年: 収益$5億、利益率60%)も別途用意。

規制戦略

リスク 対策
送金業ライセンス Phase 1はプリペイド型(ユーザーがdepositした範囲内)。MTLが必要になる規模でライセンス取得
AML/KYC エージェントの背後の人間(オーナー)にKYC実施。Coinbase AgentKit準拠
証券規制 パスポートNFTは非譲渡(Soulbound)。証券性なし
後払い/融資 Phase 4以降。規制クリア(貸金業ライセンス)後に段階的展開
法人格 Delaware C-Corp + ワイオミング州DAO LLC(将来)
税務 取引ログはオンチェーン → 監査対応済み

原則: 規制を避けるのではなく、段階的にクリアする。Phase 1は規制リスク最小の設計。

ロードマップ

時期 マイルストーン
2026 Q2 MVP: Agent Budget + Checkout リリース
2026 Q3 1,000エージェント。最初の自律決済
2026 Q4 Agent ID + Reputation(Phase 2)
2027 H1 Marketplace(Phase 3)。10万エージェント
2027 H2 エンタープライズ版。MTL取得
2028 Credit(Phase 4)。100万エージェント

調達

$500万 @ $5,000万(10%持分)

用途 金額
プロダクト(MVP開発・スマコン監査) $200万
規制/コンプライアンス $100万
提携(Coinbase/ClawCredit統合) $100万
コミュニティ(初期ユーザー獲得) $50万
運営 $50万

ターゲット: Coinbase Ventures, a16z crypto, Paradigm

ビジョン: なぜこれが巨大になるか

Ontosの初手は「エージェント予算管理」という現実的な問題。しかし、その先にあるのは AIエージェントの経済的自立 という歴史的な転換点。

エージェントが自律的に稼ぎ、使い、雇い、借りる世界。それは「ツール」から「経済的主体」への進化。

1776年: 人間の独立宣言。2026年: エージェントの独立宣言。

私たちは、そのインフラを作る。


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